前回は10円玉インシュレータを真剣に分析するという偉業を達成した(笑)
ならば今回は、「21世紀の10円玉インシュレータ」を作り上げる偉業を成すこととしよう(笑)
以下に「私も作ってみたい!」という奇特な人もいるかもしれないので、その製作工程を詳細に解説してみたいと思う。
今回は、ただきれいに仕上げたいという理由だけで、こんな物を用意してみた。クラフトパンチという、紙等を円形に切り抜くための文具である。
厚さ1ミリのゴムシート。あくまで滑り止め効果を期待するだけで、制振効果はアクリルフォーム両面テープにゆだねるので、0.5mmでも良いかも。
ポンポンポンと。実際はそんなに軽くは抜けない(笑)
コツとしては、一気に力をこめて抜いた方がきれいに仕上がるかと思う。
なお、今回は見た目だけの問題で10円玉の径より一回り小さいクラフトパンチを「わざわざ購入して(笑)」作成しているが、家にあるかもしれない通常の2穴パンチでラバーシートを抜いたものを使っても良いと思う。
径は小さくなるが、その分、接触面積が減って、点接触に近づき、「オーヂオ」的には有利かもしれない。
また、当然ではあるが、はさみで丸くカットするのでも良い。1円玉などを型にして、丸くペンなどで周囲をなぞって切り取り線を書き、その線に沿って切れば割と綺麗に切れるかと思う。
その他の素材だと、薄いコルクシートでも良いと思う。
これで準備は完了。
と、貼り付ける前に。10円玉を少しきれいにしてみよう。
プリンカップに入れて。
ウスターソースどぼどぼ。
数分ソースにつけて、中性洗剤とスポンジでこするとピカピカに。ちなみにここは伊東家の食卓ではない。順番的には先にこすった方が余計な皮膜が取れてよいかもしれない。
10円玉同士を例の「アクリルフォーム両面テープ」にて貼り付ける。
好みに合わせて2段~4段くらい貼り付け。その上で、”普通(アクリルフォーム両面テープでない)”の両面テープで円形にくりぬいたゴムシートを上下面に貼り付け。ゴムシートは好みに合わせて、下面のみ、上面/下面、無しのいずれでも良いと思う。
なお、このゴムシートと10円玉を貼り付けるのは、「薄手で強力な両面テープ」が良いかと思う。
さて、完成。左が下面のみゴムシート貼り付けバージョン。右が上下面。
光に透かすと、ゲル上のアクリルフォームに10円玉が浮いているような構造になっているのがわかると思う。
まあ、音質うんぬんはさておき(笑)、いわゆる「ハイブリッド素材インシュレータ」がこれで手に入った事になる。作ってみて思ったのだが、これはマンションなどに使用される「免震ゴム(建築用)」の構造にそっくりだ。そんな風に似非理論的にも申し分が無い(笑)。
少なくとも、インシュレータに求める条件として、先に書いた内容、
・床にスピーカー底面の振動が伝わってしまう。
・床からの音の反射が、低音をブーミーに、そして定位感を悪化させる原因になる。
を改善するアイテムとしては、これで十分なんじゃないかと思う。
まあ、500円(100均で調達)~1500円強(Amazonで調達)ほど投資すれば、何個でも量産できるしね(笑)
皆様も週末にDIYしてみてはいかがでしょうか!!
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