今回、本当に余談ばかりなので、暇つぶしにどうぞ(笑)
新型Chromecastについて
このTIPSを書いている横で新型のChromecastの情報を色々調べているのだけど、だいたい噂されているのは次のような内容だ。
・3色展開。形状は円形となり、スティック型ではなくなる。
・802.11acに対応。
・Fast Playに対応。動画などのキャストがよりシームレスになる。
・「Chromecast Audio」機能を実装。AUXケーブルで音声出力可能。
・コンテンツフィード機能の実装。(内容は不明)
今回のこの改善内容であるが、結構イケるんじゃないかと思う。特にFast Playの実装は、その出来具体にもよるけど、期待している。前回から試している「Cheomecastをオーディオ用途に使う」TIPSでも初代Chromecastでは、AirPlayと比較しても、ここの再生までの時間が長くて気になる事もあり、それが改善されるというのはとても良い話だと思う。
そして、Chromecast Audioなる機能の実装だけど、やはりアナログ出力になりそうなので、そうなると、Chromecast内で行われるDA変換(デジタルの音声データをアナログ音声に変換する)部分の性能や、対応フォーマットはやはり気にしたいところだ。
あれだけ「オーディオ機能を追求している」風な雰囲気を出しているAppleですら、実際は利便性重視(というか一般の人はこれくらいでも許容範囲だろうという意図的な調整)で、パーツの性能よりはバランスとコストを取るようななんとも無難なパーツ構成を選ぶ傾向がある。
それはつまり、マニアが満足するようなものには決してならないという事を示しているだろう。
正直、このTIPSを書き始めた際は、新型ChromecastでこのTIPSも不要になるかと思うところもあった。
だけど、結局僕がやりたいのは「利便性の享受」ではなく、「可能性の追求」なので、デジタルデータをリモートプレイ機器に伝送するところはどんどんGoogleに改善してもらって、「最後のデジタルデータを音声に変えるところは、変態におまかせを!」なんて今回のTIPSも悪くないなあ、なんて自画自賛してたりする(笑)
まあ、新しいChromecastはおそらく入手するので、また色々試してみたいと思う。
<2015/9/28追記>
公式発表を明日に控えて、色々情報が出てきてます。噂では、「Chromecast 2」と「Chromecast Audio」の2つのChromecastが発表されるとの事。やばい、このパターン、この流れにしても、両方買わないといけなくなるな(笑)
うーん、そういうことかー。なるほど。「Chromecast Audio」の方にデジタル出力付けば結構最強だと思うけど、どうだろう。まあ、僕のTIPSが無駄になるとかそういう話じゃなくてね(笑)
やばい、最近の無難なAppleの新製品発表より、かなりワクワクしてる自分がいる(笑)
なお、余談ついでに、昨日、ふとiOS向けのChromecastアプリがレビューで酷評されているのを見つけて、レビューを読んだのだけど、悪いのは決してGoogleではなくて、様々な制限を課してアプリをこういうアプリを作りにくくしているAppleが悪いのだと、小さな声で言っておく(笑)
ChromecastはAndroidで使って、Apple製品使っている人は素直にAirPlayで環境組むのが良いと思うけどね。ゴリゴリこの辺り開拓している世界中の先駆者の人達でもでもかなり苦労してるのを見てるので、余計にそう思う。
<2015/9/30追記>
公式発表来ました!Chromecast Audioになんとデジタル出力「有り」です!TIPSの題名も変えないと駄目かも。。”旧Chromecastで偽「Chromeast Audio」を作る”とかにね(笑)
ただし、「17カ国で本日より発売!」なんて言っているのに、朝9時時点では日本のGoogleストアからは変えません。朝からリロードしまくってます(笑)
でも、本当にどうしようも無かった「Google Cast for Audio」がこれで一気に広がるのは本当にうれしい。
DD変換という新しい罠
音楽を聴く際はDACが重要、なんて話を毎回のように書く僕であるが、実は今回のChromecast活用のTIPSでも、2点ほど、わざと無視して書いている内容がある。
それが、「HDMI→SPDIFへの変換」と「SPDIF伝送」による劣化の話だ。これはデジタルデータを別のデジタルデータに変換している部分であるので、DD変換と呼んでいる。
実はこのデジタル変換の際にも、デジタルデータが劣化するという話がある。
「HDMI→SPDIF」の劣化はまったくもって調査不足なので僕も情報を持っていない。
「SPDIF伝送」の劣化については「ジッター」という言葉で良く語られる波形の乱れがあり、これはわかりやすく光ファイバでの伝送の話で話をするが、機器内は電気信号(I2S信号という)で伝送されているものをいったん光に変換し、受信機側でこれをI2S信号にまた組み立てるという事をSPDIF伝送ではやっているのだけど、送信機と受信機で持っているクロック(時間軸でデータを組み立て直すのに使う時計みたいなもの)が違うために、送信側と受信側でデータが変わってしまうという話だ。
と、まあ、急に深い話になるのでこれくらいで切り上げるけど、真に音質を追求するなら、Chromecastのガワをはずして、中から音声信号を直接取り出してそれをDACチップに突っ込むような事をやらないといけなく、海外のフォーラムで「How to extract audio signal from chromecast to connect DAC?」なんて、質問をするところから始めないといけないわけになる(笑)
まあ、このDD変換による劣化は、AppleTVのサンプリングレート変換の劣化みたいなものに比べれば、小さいんじゃないかと個人的には思うので、Chromecastの便利さ優先で、今回は無視しています、という一般向けには完全なる余談(笑)
ちなみに、僕は音質を追求したい箇所はこのDD変換もなるべく排除しているのだけど、まあ、またそれは別の機会に紹介したい。
DLNAの文句を言いすぎた話(笑)
今回、このTIPSで色々とGoogle Castに対応しているアプリを試しているのだけど、「NASに音楽データを再生する」機能を持ったアプリより、「DLNAでの音楽データのストリーミングに対応している」アプリの方がよっぽどデファクトスタンダードで、世界中の人はこれで良いと言っているように思える。
思い返せば、動画再生ではDLNAをよく試していたが、あまり音楽データの再生では使っていなかったことを思い出したので、この機会に、DLNAでの音楽再生に再チャレンジしてみようかと思っている。
遅い、不便だと思っているコンテンツリストの取得もファイルサイズの小さい音楽データなら、気にならないほどだったり、もしくはバージョンが上がって改善している、なんて状況もあり得る。
次回の更新時はDLNAによる再生も視野に入れてみようと思う。
以上、まったくの余談であったが、「29日以降にならないと更新しないよ!」というお知らせという事で(笑)
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