特定サイトをGoogleの検索結果から除外する最も簡単な方法【グッバイPinterest!】


さて、ボクは何か情報を探す際には、直感的に情報に辿り着きやすいという理由で、「Google画像検索」をかなり多用している。

昨今、その画像検索の際、かなり邪魔に感じているのが、近年、どんどんその勢力を拡大している「Pinterest」を対象とした検索結果だ。

ご存知ではない方のために説明しておくと、Pinterestは「自分の好きな写真や画像を自分専用のコルクボードにピン止めして、それをシェアできるサービス」となっている。

簡単に言えば、「WEB上で見つけた画像等をどんどん自分のライブラリに追加(ピン)して、みんなに共有しよう!」というようなモノなのだけど、こういう「気軽に人様の画像を、さも自分の手柄のように公開する」というのもイマドキだし、特にサービス自体を全否定するつもりは無い。

むしろどちらかと言えばサービス自体は面白いと思っていて、実際にボクもアカウントを持っていたりするのだけど、Googleの検索結果にこのPinterestの検索結果も表示されるとなると話は別だ。

そこには「早急にサービスごと無くなって欲しいと言いたくなるほどの憤り」がボクにはある。

なぜなら、ボクが欲しいのは「画像」じゃなくて「情報」だからだ。

つまり、画像は入口に過ぎず、その入り口から得られる情報をボクは期待して検索しているわけだ。

そして、その画像で伝えようとしている元々の情報を探しているのに、画像のみにしか行きつかないガッカリ感がどれほどのストレスかは、おそらく同じ思いをしている人ならわかっていただけるかと思う。

これは、トンカツ屋だと思って入ったら「トンカツ絵画展」だったような、そんな憤りに似ているだろうか。というかそんなこと、現実ではないけど(笑)




特定サイトをGoogle検索から除外したい!


さて、というわけで今回はPinterestを含めて、特定サイトを検索結果から除外する方法について考えてみたいと思う。

そしてざっと調べて見つけたのが以下の手法。

1.Googleの検索条件に特定サイトを含まない条件を指定する。
2.Googleの検索結果自体に特定サイトを含めない。
3.Googleの検索結果をフィルタし、不要な情報を削除して表示させる。

なお、結論から言えば、ボクは最も簡単でシンプルな「1」を利用する事に決めている。

この辺り、同様の情報について書いてあるサイトも幾つかあると思うけど、結論はそれらのサイトとは異なるので、その辺り、理由を含めて書いてみたいと思う。

Googleの検索条件に特定サイトを含まない条件を指定する。


まず、ボクが最もシンプルだと思うこの手法。

そのやり方だけどとても簡単で、Google窓の検索条件に対象のサイトを「-site:ドメイン」のように指定してやるだけだ。

例えば、先述のPinterestを除外する場合は、「-site:pinterest.com」といった検索条件を、キーワードの後に続けて(空白を空けて)指定してやれば良い。

この辺り、実際の効果を確かめるべく、「cute cats」というキーワードを指定してやる場合で紹介しよう。なお、ボクは猫好きというわけではない(笑)

まず、画像検索に切り替えて、検索窓にいつもの通り「cute cats」と指定してやった場合の結果が以下の通り。



これらの画像のうち、実に「コック帽をかぶらされた動物虐待の疑いのある猫(笑)」画像を含む、1列目の2枚の画像がすでにPinterestの画像となっている。

なお、ここで既に誤算があったのだけど、実はPinterestにはジャパンドメインも存在するようで、ここの2枚のURLは「pinterest.jp」という事になっている。



というわけで、「cute cats -site:pinterest.jp」を検索条件として指定してみた結果が、以下の通り。


オイオイ、変わってねえじゃねえか」と言う方もいるかもしれないが、実は「pinterest.jp」の画像はきれいに消えていたりする。代わりに「pinterest.com」なんてのが、紛れ込んだりしている模様。

Googleも察してくれれば良いのだけど(笑)

複数サイトを除外するには先ほどの条件を複数並べば動作するようなので、次は「cute cats -site:pinterest.jp -site:pinterest.com」なんてのを指定してみよう。


これで消えたはず、、、あれ?「pinterest.co.uk」「pinterest.ca」「pinterest.ie」だと!?

しかも絶対数が増えてるし(笑)

「ムキー!!」となる気持ちを抑えて、正規表現("*":アスタリスク)が使えるんじゃないかとの予測の元、「cute cats -site:pinterest.*」を指定。


やった、何か怪しいの(pinnapper.com)は残ってるけど、とにかく、Pinterestの一掃に成功!

グッバイ、ピンタレスト!

さらに調子に乗って「cute cats -site:pinterest.* -site:youtube.* -site:twitter.*」なんて指定してみると、さらに綺麗に!


うーん、かなりコレ、有効じゃないの?

まあ、結果的に「パンのかぶり物を無理やり付けられてるかわいそうな猫ちゃん」を我々は目撃する事になってしまったわけだけど(笑)



Googleの検索結果自体に特定サイトを含めない。


さて、先ほどの検索条件に不要なサイトを指定して検索する手法もかなり有効なことはわかった。

ただ、検索条件を複数指定したい場合は不便かも?という事で、上記の手法以外も試してみることにしよう。

可能であれば、「検索条件は常に指定しなくとも勝手に除外される」ようなやり方ができた方が良いかもしれない、という事で、それを実現する方法を探してみたのだけど、Googleの検索設定等のみでは実現できなかった。

ということで他サイトの情報など参考にすると、どうやら「Googleカスタム検索エンジン」というGoogle社が提供しているサービスを利用する事で実現することができるようだ。



このサイトで、詳しくはヘルプ等を読んで確認してほしいけど、

1.内容がデフォルトの状態のまま、ベースとなるカスタマイズ検索エンジンを作成。
2.作成したカスタマイズ検索エンジンで画像検索をオンにする。
3.作成時に必須項目だったため、適当に入れた「検索するサイト」を全て削除。
4.「ウェブ全体を検索」をオンにする。
5.「除外するサイト」にPinterestなどの除外したいサイトを列挙。

としてやることでこれらの検索条件がデフォルトで適用されたカスタム検索エンジンが作成できる事になる。

なお、この方法は「Googleの検索エンジンをカスタマイズする」必要があるため、Googleアカウントが必要となる。

というわけで、実際にボクが作成したカスタム検索エンジンが以下の通り。



で、実際に作成して、使用してみたのだけど、標準のGoogle検索と画面表示が異なる上、何となく、見た目がイマイチなんだよなあ。画像も小さく表示されるし。



機能自体は果たしているようだけど、ちょっと通常の検索結果と見え方が異なるので、ボク的にはかなり不便に感じた

そもそもが、自身のサイトなどにGoogleの検索機能を付与するためのサービスなので、簡易な実装になっていると思われるのだけど、ちょっとコレだとなあという事で、ボク的にはボツ。

Googleの検索結果をフィルタし、不要な情報を削除して表示させる。

その他の方法で見つけたのがこちらの方法で、実現にはChromeブラウザにアドオンとして拡張機能をインストールする事で実現する。

その拡張機能が、「Personal Blocklist」だ。


ちなみにこの拡張機能はGoogleが作っているようなので、素性の不明な人が作っているような他の拡張機能よりは安心かもしれない。

実際の使い勝手としては、以下のように「Googleの検索からブロックされたドメインホスト」に除外したいサイトをどんどん追記する形になる。


実際の動作もGoogleの検索を実行後に、検索結果から対象となるサイト情報をマスクするような動作になるので、まさにボクが望んだような動作と言えるだろう。

以下の通り「Pinterest」と検索してもPinterestのサイトすら出てこなくなる。


しかし、である。

この拡張機能、なんと「画像検索には適用されない」のである!

拡張機能の更新自体も2015年で止まっているようだし、とても残念なのだけど、ボクの使用目的には適合せず。


まとめ。より使いやすくする。

検索オプションを辞書登録してさらに使いやすく


さて、というわけで色々時間をかけて試してみたものの、最初に試した「-site」を検索オプションに指定してやる方法が一番簡単で、望むべき結果に近いという結論となった。

ただ、実際に使用する際には、いちいちオプションを手入力してやるのは面倒かもしれない。出てきてほしくないサイトをどんどん追加したい場合はオプション数も増えてくるので、さらに面倒だろう。

「 -site:pinterest.* -site:youtube.* -site:twitter.* -site:facebook.*」

というわけで、ボクはこれらの検索オプションを「辞書登録」してやることですぐに呼び出せるようにすることにした。ちなみに登録したワードはグッバイピンタレストという事で「ぐぴ」に。普段使う事の無い文字の並びなので結構最適かと。


なお、この状態で使用して気づいたのだけど、「除外したい時だけオプションを指定してやるこのやり方」は思った以上に便利だ。

ただ、画像自体を探したい時は、それがPinterestだろうが、Twitterだろうが、あらゆるサイトから広く探した方が、目的の画像を見つけやすいはずだ。

まとめ。Pinterestもよろしく


さて、さんざんPinterestを除外するような事を書いていてなんだけど(笑)、先ほども書いた通り、Pinterestは面白いサービスだと思うし、綺麗な画像を眺めているだけでも楽しい。

是非皆さんもアカウントを作成してみてはいかがだろうか。

だけど、まあ、Google検索結果からは、今回の方法を用いて「グッバイ!Pinterest!」。そちらがオススメかと。


スポンサーリンク
スポンサーリンク