なんとなく勢いで始めたこのシリーズ。
今回は愉快なオーディオマニアにスポットを当ててお送りしてみたいと思う。
オーディオマニアのオジサンがあれこれ悩んだ末に自宅に思わず電柱を建てちゃうという話。
特にこの記事がWSJ(ウォールストリートジャーナル)によって世界に配信されている点には注目だ。
おいおい大丈夫か、ジャパン(笑)
なお、どう考えても、「電線による伝送」なんて損失も大きく、ノイズの影響も受けやすい物に頼る、というのはボクにはまったく理解できない。
どうせなら被災地用のデカいバッテリーとか自家発電装置を自宅に設置して、そこから電源を取る事に挑戦している人の気持ちの方がまだわかる。
いや、これもわかっちゃあいけないんだろうけど(笑)
そう、だけど、ちゃんとこの文章には重要なポイントがある。
それは奥さんの次のコメントだ。
”「(夫のこだわりは)到底私には理解できない」と妻の令子さんは言う。「でも、やめさせたら生き甲斐をなくしてしまう」”
何を隠そう、この記事は「夫婦の愛の物語」なのである。
まあ、ぶっちゃけ、周りが迷惑していなくて、お金が余っているなら、好きにすりゃあいいという話なんだとは思うけどね。
ボク、これは共感できるものがあるんだよなあ(笑)
ボクの自宅もオーディオ専用の設計は皆無なのだけど、スピーカーを設置している場所の上に吹き抜けがあって、あまり反響音とかに悩んだことが無いので、これは「とても正しい」やり方だと思ってたりする。
よく、狭い部屋に巨大なスピーカーを設置して、その定在波を抑えるために大量の吸音グッズを壁や天井に設置しまくっている人がいるけど、「その狭い部屋で生のオーケストラが演奏できるか?」を考えれば絶対に無理な事に気付いた方が良い。
そういう意味で、おそらくこういうアプローチの方が全然良い結果が得られると思うんだよね。
でもね、家族の合意が得られる場合に限るよ。
オーディオマニアはとかく周囲を無視しがちだから、やっぱりやめといた方が良いかも。
ご近所で噂になるしね(笑)
しかし、電柱設置してくれる業者もそうだけど、人間ってばこんな変態な要求にも、ちゃんと答える商売考えるよね。
人間ってばたくましい(笑)
Club SUNVALLEY/キット制作の部屋/LEGOスピーカー/第7報 / SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)[真空管アンプ,オーディオ,スピーカー販売]
真空管、アンプ、キットをはじめとする各種オーディオ機器を販売。聴く喜びと作る喜びをお届けします。
ちなみにボクはこの人、尊敬してます(笑)
このページ、もう、これでもかという程、創意工夫でレゴブロックでスピーカーを作り続けるのだけど、第7報あたりで、一度完成しかかるんだよね。
その際のコメントが大好きなんだ。
それは14号機「ライト」が完成した時の次のコメント。
「これはLEGOスピーカー研究の1年半の成果だと思う。そう。こういうスピーカーが作りたかったんだ。」
読んでて、思わず涙が出そうになった。
ボクもスピーカーを作るので、この気持ち、とてもよくわかるんだよなあ。
誰にも(家族にも)分からない「葛藤と克服の歴史」が、自作のモノ作りにはあるという事なんだけど。
今回はこの辺で。これ以上の紹介は、きっと一部のオーディオマニアの悪口を書くためのニュース紹介になるからね(笑)
笑えないオーディオマニアネタならもっといっぱいあるんだけど(笑)