ロボで真空管でラズパイな音楽プレーヤー!?「チューブマン」を作ろう!【①準備編】


さて、とにかく面白い物が大好物だという皆さん。

真空管のヘッドホンアンプがついたネットワークオーディオプレーヤーなんだけど、見た目がロボ」なーんてアイテムはいかがでやしょう?(笑)

そんな変態なオモシロい夢をかなえるのが、まず、色々な面白いキットを頒布しているじんそん氏が設計した、Raspberry Pi Zero/Zero W用のNOS DAC+真空管アンプというなんとも変態な素晴らしい、「NosPiDAC Zero Plus Tube(キット)」である。

そして、このDACキットにロボ魂を吹き込むのが、ボクがこのDAC用に製作した、これこそ真の変態と言えるオモロいの究極とも言える、その名も「Tube-Man 0+(チューブマン・ゼロプラス)」ケースだ。


この、なんとも愉快なロボットの外観となっていますが、実際はこの中にRaspberry Pi Zero Wとじんそん氏作成の真空管ヘッドホンアンプ搭載DACが格納されていて、頭にヘッドホン&イヤホンを挿すことで、ゴキゲンな音楽が聞けるという、何ともフォトジェニックなインスタ映えする仕様となっている(笑)

いつも、どうでもいい事に力を入れすぎると嫁に怒られているボクだけど、今回のケースはノリで作った割に、ラズパイオーディオという最新のオーディオ機械真空管と言うビンテージオーディオの雰囲気往年のビーダマンやSDガンダムなどの玩具で感じたようなワクワク感そしてそこはかとなく感じるアダルト感(笑)、といった物が融合した、実にオモシロいものができたような気がしている。

ということで、ほとんどのネタは、ただ垂れ流すことをなりわいとしているボクだけど、「趣味の収益化」という永遠のテーマへの挑戦、ということで(笑)、3Dモデルデータを公開してみることにした。

興味のある方は是非ダウンロードして、自宅の3Dプリンターや3Dプリンターが使用できる場所で製作し、楽しんでもらえればと思います。

なお、二次配布やまして完成品の販売なんて厳禁ですが、完成品をSNSで公開したり、改造パーツを製作して公開&共有したりしていただくのは大歓迎ですので、是非、何か面白いものができたら教えてください!



チューブマンをダウンロードしよう


さて、まずは必要となるパーツデータの入手から。

肝心の3Dプリンタ出力用のデータについては、公開の仕方は色々あって悩んだのだけど、「無料/有料のいずれでも公開できて、ダウンロードされた数がちゃんと把握できる上、購入者がカンパもできる」というなんとも素敵な(笑)、BOOTHというPIXIVが運営しているサイト内に、その名も「omorodiver's cafe」という名称でECサイトを立ててみたので、こちらから購入(ダウンロード)をお願いします。

omorodiver's cafe


なお、先ほども書いた通り、BOOST↑(ブースト)機能という、購入時に金額を上乗せする機能でカンパもできるのでw、是非カンパをお願いします!

オススメは酒飲んで帰ってきたくらいの良い気分の時にポチるのが良いかと(笑)

まあ、冗談はさておき、頂いたお金は新たなネタ提供のために大事に使わせていただきますので、安心して上乗せいただいて(?)良いかと(笑)

ダウンロード前にご理解いただきたいこと

あんまりこういうこと書くの、個人的には嫌なんだけど、漫画村の件や、違法ダウンロードのせいでCDが売れなくなっている件、「クラウドファンディングでアイデアを盗まれまくってる件」などを見てると、著作権に対する意識が薄い一定層がいるみたいなので、あえて書かせてください。

このチューブマンデータを利用する上で守ってほしいのが、「あくまで個人で楽しんでもらうために公開している」わけで、著作権はまったく放棄していないので、二次配布やこのデータを利用した販売行為は固く禁止します。

ルール違反があれば、もう公開は停止にするか、もしくは、皆が待ち望んでいる(?)チューブマン・レディは一万円で公開することにしたいと思います(笑)

ちょっとこの辺り、あんまり書くと面白くないんだけど、「このチューブマンのネタで皆さんに楽しんでもらう」ために公開しているわけなので、皆さんよろしくお願いします。

なお、友人の分を代わりに出力してあげました!とかは大歓迎です。その際も、金銭のやり取りはなるべくやめて、ラーメンでもおごるか、ドーナツでも買ってあげてください(笑)

液晶表示は上下逆になるよ!


ついでに、購入前(ダウンロード前)に一点お伝えしておいた方が良いと思ったので補足しておくと、「NosPiDAC Zero Plus Tube(キット)」の仕様により、チューブマンの顔の文字表示は上下反転した状態になります。(なお、改善策については現在調整中)


チューブマンは「そんなの気にしない気にしない、ガッハッハ!」という方のための物ですので(笑)、この点は、十分に購入前にご注意ください。

パーツの紹介(基本パーツ&カスタムパーツVol.1)

「Tube-Man 0+」のパーツは基本パーツとカスタムパーツという2種類のパーツに分けて公開してます。

「基本パーツ」を出力すれば、ノーマルタイプのチューブマンが作成できることになるのでまずはこのデータを製作してみるのがオススメかと。

そして、一部のパーツを「カスタムパーツ」に変更することで、以下のようなドラゴンフェイスタイプのチューブマン(赤黒)にしたりもできるので、この辺りは好みで出力するパーツを選んでもらえれば良いかと。


なお、いずれVol.2とか出していくつもりだけど、まあその辺はボチボチ。

Tube-man 0+ 基本パーツ

  • フェイスパーツ(ノーマル)
チューブマンの液晶付コントローラ格納部の蓋、兼チューブマンの顔となるパーツ。なお、印刷時に細い部分が反りやすいので、プラモデルのランナー調パーツを追加して、反りを軽減している。

Tubeman_face_normal_v1.stl
Tubeman_face_template.f3d

なお、チューブマンの見た目の大きな要素を占めるパーツなので、別途、f3d形式のテンプレートファイルを公開している。

それをベースに、自身のオリジナルチューブマンフェイスを作ることができるようにもしたので、是非、自分の好みに合ったフェイスパーツを作ってみて欲しい。


  • ボディパーツ1
ボディ部のパーツその1。出力方向は以下の方向がオススメだけど、多少真空管用の穴部がサポート材で荒れるので、気に入らない場合は出力方向を変えてみても良いかも。なお、電源SW箇所に切り欠きを追加しているので、装着する際には電源ON位置にスライドスイッチを移動しておけばスムーズに装着ができるように工夫している。

Tubeman_body_part1_v1.stl

  • ボディパーツ2
ボディ部のパーツその2。パーツ1と組み合わせて使用する。なお、パーツ1とパーツ2、およびフェイスパーツのみで「NosPiDAC Zero Plus Tube」用のシンプルな(ロボでない)ケースを作ることも可能。
Tubeman_body_part2_v1.stl

  • バックパネル
腕と足のパーツを取り付けるためのパーツ。上記のケースと組み合わせて使用する。

Tubeman_backpanel_v1.stl

  • 腕パーツ 
左右の腕パーツ。バックパネルにM2.5/M2.6のネジで止めるという男前仕様(笑)。なお、出力は下記の方向で出力するのが一番きれいに見えるかと。

Tubeman_right_arm_v1.stl
Tubeman_left_arm_v1.stl

  • 脚パーツ
ノーマルの足パーツ。コチラも当然、バックパネルにM2.5/M2.6のネジで止めるという男前仕様(笑)。なお、真空管を多少上向きにしたいという気持ちがあった(わかる人にはわかる)&自立のためにバランスをとる関係で、5度程度チューブマンが反るように傾けて設計している。斜めってるなあと思う人がいるとは思うけど、それは仕様(笑)

Tubeman_right_foot_v1.stl
Tubeman_left_foot_v1.stl

  • ベースプレート
上記の足パーツのみだとバランスが悪いので、こちらもベースプレートにM2.5/M2.6のネジで止める仕様としている。カスタムパーツのトリ脚にすることで多少バランス良くなるけど、まあそれでも観賞用途以外だとプレートがあった方が良いかと。

Tubeman_base_v1.stl

Tube-Man 0+ カスタムパーツ vol.1

チューブマンの改造用パーツ。好みに合わせて差し替え&追加をすることで、自分好みなチューブマンが製作できる。
  • フェイスパーツ(ドラゴン)
フェイスパーツの別バージョン。ツノを増やしただけの割には、意外と見た目が変わるのでオススメ。

Tubeman_face_dragon_v1.stl

  • 脚パーツ(トリ脚)
バランス感がノーマルの脚に比べてかなりよくなる。けど、先述の通り、ベースプレートはあった方がいいかと。
Tubeman_right_foot_bird_v1.stl
Tubeman_left_foot_bird_v1.stl

  • ダイソーデンチホルダー
ダイソーの300円で購入できるモバイルバッテリーを背負わせるために使用。背負うためには2個必要&しっかりホールドさせるためには、内側にゴムテープなどのすべり止めが必要。脇から給電すると、ゴーストバスターズみたいでかわいいかと(笑)


なお、意外に実用性の観点でも便利だったり。

Tubeman_daiso_holder_v1.stl 


  • お昼寝チューブマン用バックパネル(永遠のベータVer.)
とにもかくにもいい加減に作っているんだけど、Twitterでは意外と人気あったやつ。チューブマンにしないでケースのみ利用する人のケース置き場としても最適。

薄型のモバイルバッテリーに載せると、布団で寝てるみたいでかわいいです。のんきさなチューブマンを演出したい人には最適なパーツかと(笑)


Tubeman_hirune_v0.stl



結構大事な「ネジ」のお話

さて、こんな感じで色々なことが実現できる3Dプリンタなのだけど、やはり強度や精度には「?」が付くところがあると思っていて、このチューブマンでもパーツの結合はネジ止めで行う仕様として設計している。

「NosPiDAC Zero Plus Tube(キット)」にもねじは付属しないので、チューブマン製作に必要なねじと数量を一通り以下に書いておこう。

■本体側で必要なネジ

じんそんさんのNosPiDACシリーズの標準的な推奨品を使うとして、以下が必要。

パーツ
推奨品
数量
備考
2.6mm x 4mm スペーサー ヒロスギ (BRB-2604E) 2
2.6mm x 11mm スペーサー ヒロスギ (ARB-2611E) 4
2.6mm x 4mm ねじ ヒロスギ (B-2604) 2
2.6mm x 8mm ねじ ヒロスギ (B-2608) 4 カスタム用には10㎜等でも良いかも。


■チューブマンで必要なネジ

腕や脚の取り付け時にデザインを優先して「でっぱらないネジ」が必要ということで低頭ねじを使用。

パーツ 用途 数量 備考
2.6㎜ x 4mm 低頭ねじ 腕取り付け用 2 3.5-6mm程度が使用可能。
2.6㎜ x 6mm 低頭ねじ 脚取り付け用 2 6-8㎜程度が使用可能。
2.6㎜ x 6mm ねじ ベース取り付け用 2 低頭である必要なし。






特に、上記で赤字で示した低頭ねじをなかなか皆さんお持ちでは無いと思うのだけど、ここはどうしてもチューブマンのデザイン上の都合で必要となっているので、何とか入手していただくことでお願いしたい。

なお、特に受け側の穴にねじを切っているわけではない(3Dプリンタの限界)ので、穴を広げればM3のねじでもいけるかもしれませんが、そこは自己責任で。あと、素材がどうしても柔らかいので、ねじ締めは適度な力で締めないと穴がつぶれます。この点はご注意ください。

ちなみに、チューブマン側のねじは、上記にコメントでも書いた通り、M2.6x6mmの低頭ねじだけで何とかなるんじゃないかと思ってはいます。(以下とか使えるかも?)



というわけで製作編へ続く!


うーん。需要が不明なところで力をいれすぎかも。まあ、「これがオモロダイブじゃい!」とドヤ顔するには良いか(笑)

さて、今回のネタはかなり写真を多く掲載しないといけない関係で、【準備編】【製作編】【ソフトウェア編】の3回に分けて書きたいと思います。

というわけで、今回はとりあえず3Dデータの公開と各パーツの紹介までということになりますが、チューブマンの魅力については十分お伝え出来たかと。

まあ、個人が趣味で作っている&あくまでケースとして作ってることから、ガチのロボットフィギュアマニアから見ると、色々ディテールが甘いと思われるかもしれないけど、そこは、「コトブキヤで売るものではなくてフランフランとかで売るファンシー雑貨」だと考えていただければ(笑)

製作編も鋭意更新中ですので、是非、データをダウンロードの上、出力から始めて頂ければと思います!

omorodiver's cafe

なお、フェイスパネルの改造にはFusion360が必要となるので、その他のパーツ製作もできるように、この機会に入門してみるのもいいかも。正直、めちゃめちゃ楽しいです。



それではルールを守って、ぜひ楽しいチューブマンライフを皆で満喫してください!(笑)

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