換算8mmの魚眼レンズ「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」で世界を切り取ろう!新しいフィッシュアイレンズの話。


これだよ、これ、欲しかったのはこんなレンズだ!

と、ボクが発売と共に突撃したのが、表題の「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT 」というマイクロフォーサーズ用の魚眼レンズである。

お値段はこのスペックにしては199ドルと安価なのもポイントだ。

あまりカメラの詳しくない方が、魚眼と聞くと、「え?魚眼って、あの鼻デカの犬の写真を撮るやつでしょ?」なんて、平成(?)のリアクションをとる人もいるかもしれない。

だけど、魚眼レンズ自体は実は「鼻デカ写真」に留まらない、実に多様な表現ができる可能性を秘めていたりする

というわけで、今回はそんな「スーパー面白ガジェット」である、魚眼レンズの魅力について、購入した「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT 」のレビューと共に紹介してみたいと思う。

なお、今回は主に、レンズのレビューと撮影画像に関する話をする予定なのだけど、昨今はこの「円周魚眼レンズ」に「VR技術」を組み合わせることで、さらに新しい可能性が爆発的に広がりつつあるので、可能ならば別のエントリとして、ボクが実際に行っている遊びを紹介することで、その可能性にも触れてみたいと思う。

興味のある方は後編の更新についてもお待ちいただければと思います。




目次

  1. 「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」のスペックおよび外観
  2. レンズの操作性&使用感など
  3. 撮影画像について
  4. 動画の撮影について
  5. レンズレビューまとめ(Pros&Cons)
  6. 円周魚眼レンズで撮影した画像を楽しむコツ!
  7. レンズはどこで買える?お得に購入するには?

「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」のスペックおよび外観



さて、では実際にレンズのスペック&外観などを確認していこう。Laowaのサイトによるとスペックは以下の通り。

名称:「4mm f/2.8 Fisheye MFT」
焦点距離:4mm(35mm版換算で8㎜)
最小絞り値:F16
開放絞り:F2.8
画角:210°
レンズ構成:6群7枚
絞り形式:7枚羽根
撮影可能範囲:80mm~∞(撮像面から)
最大撮影倍率:1 : 9
フォーカス:マニュアルフォーカス
最大径×長さ:45.2 x 25.5 mm
質量:135g
マウント:マイクロフォーサーズマウント

では、このスペックを踏まえた上で、実際の外観を確認していこう。

レンズにはこのようなかぶせるタイプのカバーが付属している。


そして、こちらがカバーを外した状態。なお、ボクが最初に感じた素直な感想は「ちっちゃ!」だ(笑)


マイクロフォーサーズというセンサーサイズのおかげ(?)か、最大径45.2 x 長さ25.5 mmと、実に小さなレンズとなっている。ロシア製のオールドレンズであるINDUSTAR-50-2 50mm/f3.5にも負けないくらい小さい。


次に、F値はF2.8が開放で、そこから順にF2.8/F4/F5.6/F8/F11/F16と1段ごとの設定となっており、F16まで絞ることが可能だ。

多くの超広角レンズなどでは、F値が暗く、暗所や夜景、星空の撮影などで被写体ブレ等で苦労するレンズも多いのだけど、このレンズは開放がF2.8とそこそこ明るいため、そういった暗所での撮影ではかなり有利かと思う。

なお、風景撮影などが趣味の方で、F22を愛用している方もいるかもしれないけど、元々が超広角の被写界深度の深いレンズであることから、通常の使用ではおそらく問題ないだろう。(一般的にはF22は光の回折現象による画像劣化が顕著になるという話もある)

また、「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」はマニュアルフォーカスなので、手動でフォーカス調整を行う必要があるのだけど、その際の最短撮影可能距離は8㎝だ。

この8㎝という数字は実際に撮影してみるとわかるのだけど、もうメチャメチャ寄った状態になる上、レンズの形状的に、レンズ保護用のフィルターなどが装着できないので、レンズが撮影物に接触しないかとても不安だったりする(笑)

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レンズの操作性&使用感など


というわけで、次にカメラに取り付けて、その操作性や使用感などについて書いていこう。

カメラに取り付けた状態はこんな感じ。


いや、もうこれ見てすぐにわかると思うけど、本当に小さくて、取り扱いにくいのは間違いないだろう(笑)

実際に撮影してみて困ったのは、F値の調整はリングを見ながらやればよいので良いとして、ピントの調整については、ピントリング横にあるレバーを調整してやる必要があるのだけど、画面を見ながらそれをいじるのが非常に難しく、レンズに触れてしまったりと、ちょっと慣れが必要に感じた


これはいっそのこと、フォーカスリングに取り付ける大きめのダイアルみたいなオプションがあればいいと思うんだけど、市販品で合うものは無いだろうなあ。(何か自作してみる?)

あと、レンズが小さすぎて、ボクの愛用しているLumix G8だと、グリップを握った手がどうしても映り込んでしまうんだけど、まあそれはそれで、対象物が小さくなりすぎてピント調整しにくくなるのと同様、レンズの性質上仕方がないかと。

なお、このような手の映り込みを回避するには、一脚とか、以下にリンクを貼っておくけど、ピストルグリップなどがかなり有効なので、フィッシュアイレンズを購入する際にはこちらも併せて購入しておいてもよいかもしれない。




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撮影画像について


撮影画像は、「210°」となっていて、実に180度以上の撮影が可能だ。実際の撮影画像は円周魚眼という事で、周囲210度を円形の像に切り取る形となる。


撮影した画像は4:3(もしくは1:1)のアスペクト比にしておけば、上下が欠けることなく、きっちりサークル上にぐるっと記録される。レンズとカメラの組み合わせによっては少し欠けるものもあるので、これはうれしい。

なお、既に右の方に指が映り込んでいるのがわかるだろうか(笑)

上側に配置した太陽の光芒(こうぼう)も綺麗に出ているので、コーティングも、この手の撮影には十分な気がする。まあ、センサーの事を考えるとあまり入れたくない方が良いのかもだけど(笑)

撮影画像は、いずれもう少しちゃんとした評価をしてみたいと思うけど、LAOWAがこのレンズで「Outstanding Sharpness」を謳っている通りに、中心部分は十分なシャープネスが確保できているように感じた。

この辺り、Laowaのサイトでもこのレンズの強みとして紹介しているので、ここは廉価なアクションカメラの画像なんかとは、一線を画した画質が得られると言ってしまって良いだろう。


中心部分を拡大してみるとこんな感じ。吊り下げられている垂れ幕に描かれている木の枝など、破たんなく撮影できていることがわかるだろう。


なお、悪環境でも試してみようという事で、夜のシーンなどで、強い光源が複数点在するような状態で撮影をした場合には、光のにじみや反射などがレンズ内部で乱反射しているような状況になるのを確認しているので、状況によっては、光がしっちゃかめっちゃかになるのは、まあ、この手の魚眼レンズの限界とも言えるので、仕方が無いかもしれない。



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動画の撮影について

さて、動画を撮影した場合には、ボクの使っているLumix G8だと元々のセンサーサイズが「4:3」のアスペクト比となっていて、動画自体は16:9で切り取られることになるので、上下が欠けた状態となってしまう。

さきほど使用した画像でイメージを示すと、上下のグレーになっている部分が、動画としては記録されない部分となるイメージだ。



この点は、ずっと4:3のセンサーサイズフルで動画が撮れる機能があれば良いなあ、と思ってはいるのだけど、まあ、汎用的なカメラの仕様だと無理なのかもしれない。いや、ホント、どこかのメーカーが実現してくれないかなあ。

なお、実際に撮影した動画については、現時点、あまり面白い感じに撮れている動画が無いので、撮影次第追記したいと思います。


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レンズレビューまとめ(Pros&Cons)



さて、時々書いている、Pros(良い点)&Cons(悪い点)の形式で「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT 」のレビューをまとめてみたいと思う。

Pros(良い点):
  • 対角210度という圧倒的な範囲を一枚の写真に収める事ができる。
  • センター解像度は十分にシャープで、ミラーレス画質で写真が撮れるため、180度/360度専用カメラと一線を画した画質で撮影可能。
  • 最短撮影可能な距離が8㎝と圧倒的に寄れる。
  • 軽量コンパクト&専用カバーが付属しているため、荷物にならず、鞄の脇に忍ばせておくことが可能。

特に最近は、アクションカメラを発展させたような、360度カメラなども存在しているのだけど、やはり画質の観点では一回りも二回りも「ミラーレス+魚眼レンズ」の方にアドバンテージがあるので、特に画質にこだわる方は、円周魚眼レンズの使用を、検討してみるのが良いんじゃないかと思う。

さて、次に悪い点について書いてみよう。

Cons(悪い点):
  • レンズサイズがかなり小さいため、特にフォーカス調整の操作が難しい。操作時にレンズに触れて、汚してしまうリスクがある。
  • フィルター等が使えない。レンズ保護の観点でも最新の注意が必要。
  • 撮影している手まで写ってしまうため、外付けのグリップ等などで対策が必要
  • 対象物が小さいため、ピント合わせが難しい。(※ただし、これは円周魚眼レンズ全体に言える)

悪い点は、ほぼほぼ「レンズの小ささゆえの操作性の悪さ」という点になるかと思う。

ボクも実際に撮影時にレンズに触れてしまい、手の油を付けてしまったので、多くの人がここの操作にはきっと慣れるまで、手間取ることかと思う。

なお、レンズの油をきれいに拭き取るのは、結構コツがいるので、ウェットタイプとドライタイプを併用して拭き取るときれいに拭き取れるので、準備しておくとよいと思う。



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円周魚眼レンズで撮影した画像を楽しむコツ!


さて、こういう円周魚眼レンズで撮影した写真について、「どう楽しめばよいんだ?」と思う人もいるかと思う。確かに普通の写真と全然違うので、こういう風に思う人も多いかと思う。

でもね。昔とは違って、今はかなり色々な技術が進んでいるので、「円周魚眼レンズで撮影した画像」はどちらかというと、通常の写真よりさらに大きな表現の可能性を秘めていると言っていいかと思う。

この辺り、今回はレンズのレビューを中心に描いているのだけど、かなり書きたいことがあるので、次回以降に別の機会で書きたいかと。

いや、もう本当に面白い鑑賞方法が色々あるんだよねえ。チラッと(笑)


特に昨今はVR技術との親和性がめちゃめちゃいいので、ぜひそちらを活用した方法についても書いてみたいと思う。

興味のある人は是非、そちらを心待ちにしていてほしい。


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レンズはどこで買える?お得に購入するには?


 https://www.venuslens.net/product/laowa-4mm-f-2-8-mft/ref/400/

さて、ちっちゃくてめちゃめちゃ面白い&21世紀のVR時代にふさわしいと思っている、この「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」だけど、おそらく今後もLaowaのサイトから直接購入するのが一番安いんじゃないかと思う。お値段は199ドル。しかも、なんと送料無料だ。もってけドロボー(笑)



本家のサイトには、撮影サンプルも、ボクのまだ充実していない作例なんかより、全然素晴らしい作品が掲載されているのでそれだけでも見る価値があるかと。

ボクももっとがんばらないと(笑)



なお、Amazon.co.jpでも取り扱いが始まった模様!ただ、入荷が1~2か月待ちになってるけど、、、?

今の為替だと、LAOWAのサイトから購入する方が数千円安いのは間違いないけど、Amazonの方が返品等の対応が簡単なのでこちらからの購入も良いかと。




以上、今回は、実際に購入した「Laowa 4mm F2.8 Fisheye MFT」について、レビューを書いてみました!

個人的な感想としては、ちゃちっちゃくて安くてめちゃめちゃ面白いレンズなので興味のある方は是非、入手してみてください!

※マイクロフォーサーズ以外の人だとMeike 6.5mm F2.0あたりがオススメかと。



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