スティーブ・ウォズニアックは今でもワイヤレスを毛嫌いしているんだろうか。
さて、iPhone7で仕掛けたAppleの「イヤホンジャック廃止」のムーブメントは、それ以降のスマホに多大なる影響を与えており、最新のフラッグシップのスマホにはイヤホンジャックを搭載する事すらダサい、そんな風潮すら産み出している。
しかし、そのような流れの中、ボクもBluetoothイヤホンをあれこれ試してみた結果として、一つの「究極の結論」にたどり着きつつあったりする。
それは、「Bluetoothイヤホンの音質は有線を絶対に超えることはない」という究極の「当たり前かつ絶望的」な事実である。
確かに便利ではある。そして気を遣えばそこそこ音も良いかもしれない。しかし、あくまでそれは「無線にしては」という接頭語が必ず付いたうえでの話だ。
これは、例えるなら、ちょっと家から離れたところに美味しい定食屋があるのを知っていながら、すっかりそれを忘れて、近所のファーストフードで毎日食事を済ませて、その上、「ファーストフードの中で一番美味しいもの」を探しているような状況なんじゃないだろうか。
というわけで「ヤバいよヤバいよ」とUSB-DACを再度探し始めるのが、今回のエントリのきっかけ(笑)
Bluetoothオーディオの希望と限界
さて、冒頭で、「Bluetoothオーディオの音質」について触れたのだけど、何も、その音質に絶望しているわけでは無いことは念のため言っておきたい。
無線は大変に便利だし、aptX-LLやaptX Adaptive等の低遅延なコーデックを選択する事で、動画視聴時にもリップシンクの問題も感じず、大変に快適な使用感であることは間違いない。
そして、他のエントリでも書きたいと思うけど、今は、本来の意味での「Bluetoothイヤホン元年」とも呼んで良い状況で、2019年にかけて色々と期待できるニュースが舞い込んでおり、どんどん面白い状況になっていくと思っている。
それを前提としたうえで、ボクが絶望しているのは、「もうちょっと良い音で聴きたい」と感じる瞬間に、そのための代替策が無く、有線イヤホンを接続するためのイヤホンジャックすら無い状況であることだ。
無線を使う場合でも、LDAC等の高音質のコーデックは存在している物の、おそらく、屋外のノイズの多い環境では、音質的に期待できるような「LDAC-990kbps」なんて不安定で音飛びも激しくて聴いてられないだろうし、今後は接続性に関しては最新コーデックである「aptX Adaptive」で大きく改善することを期待しているけど、こちらも下限の276kbpsまでビットレートが下がってしまえば、音質の劣化はどうしても避けられない。
いずれにせよ、非可逆圧縮が前提となっているBluetoothオーディオでは、無圧縮の状態でDACにまでデータを渡せる有線にはどうしても音質的に不利なのは間違いないだろう。
そこに音質的限界があるのは、避けられない事実であると言って良いだろう。
スマホ付属の「USB/Lightning-イヤホンジャック」変換ケーブルについて
ここまで書くと、「え?ほら、イヤホンジャックに変換するケーブル付いてんじゃん?」という人が出てくるかと思う。
それって例えばiPhoneに付属しているこれとかだよね?
ボクは少なくとも、「音質にこだわりがあって有線を選択する」のであれば、このタイプに関しては正直オススメしない。
それは、これが「変換コネクタ」ではなく、れっきとしたDAC(USB-DAC)だからだ。
そして、DACにしてはあまりにも小さすぎるのだ。
小さいならいい事じゃん、なんて意見はあるとは思うけど、例えば最近ボクが気になっている小型のAK4452搭載DACの「FiiO Q1 MarkⅡ」なんてのを見てみても、99mm x 59mm x 12.5mmというサイズ感で、「スマホ/iPhoneと同程度か一回り大きい」ものはざらで、これと同じ性能をさっきのちっこいヤツに期待できるかと言うとそんなわけがないだろうと思う。
まあ、どう良くないか、という話を簡単に書いておくと、何らかのオーディオ系の電子回路のキットをいじったことがある人なら、わかると思うけど、こういうDACやアンプなどの回路の1/3程度の部品は何らか「電源をクリーンにする」ためのもので占められていて、このサイズに回路を押し込めた事によって、この辺りがほとんど省略されてしまっているからだ。
この辺り、気になる人は、以下のサイトに分解した中身が掲載されているので、一度見てみるのもいいかもしれない。
その他、iPhone7の発売時にも多くの記事で、iPhone6のイヤホン品質より劣化した報告も多く見られたので、そういった情報からも、少なくとも積極的に使いたい、という物でも無いのは間違いないかと思う。
この辺り、Apple大好きな人のサイトに行くと「1000円以下で買えてちゃんとDACになってて凄い!」なんて切り口で書いてあって、少なくともまったく参考にならないので注意ね(笑)
OTGケーブル使用時の取り回しの課題について
さて、ボクが過去(というか今も時々使ってるけど)に、有線のイヤホン音質を改善するために使用していたのが香港にあるHiFimeというオーディオ機器メーカー(?)の「HIFIME UAE23HD USB DAC」というES9018K2M搭載のUSB-DACがあって、価格の割になかなか高音質なので、気軽に使えるDACとして今でもオススメして良いと思っているのだけど、現時点、これを使用しようとすると、少し課題を感じているのも事実。
それは、「USB Type-C」が主流になってから、どうにもOTGケーブルでの接続がモバイル使用では安定性が落ちてしまったからだ。
それには幾つか理由があって、
- 両挿しできる仕様としたことで端子数が増え、コネクタサイズが一回り大きくなった
- 抜き差しのし易さを優先し、コネクタの安定性が悪くなった
- USB3.0対応のために、ケーブルが太くなった
と、OTGケーブルを作るにしてはマイナス要素しかなくて、このケーブルの取り回しが悪くなった結果、ケーブルのテンション等でコネクタ部分がずれるためか、スマートフォンから時々認識されない状態に陥ってしまい、使い勝手に若干難を感じているのは事実。
なお、iPhoneで使用する際は以下のようなLightning-USBケーブルを用いるのだけど、これもちょっと長さが中途半端なんだよね。(こっちは接続性は安定してる)
いずれにしても、可能であればOTGケーブルを使用しない方が、DACに対する音楽データ転送の信頼性も増すし、取り回しも良く、音質的にも有利かと思う。いずれにせよ、無線の快適さを経験してしまうと、有線の「過去に許容できたこと」も気になってしまい、ホント、人ってばどんどん贅沢になっていくよね(笑)
ワイヤレス時代のUSB-DAC選び
さて、以上の通り、Bluetoothイヤホンがメインになりつつある時代だからこそ、現時点では、「無線より音が確実に良いこと」と「有線特有のわずらわしさが少ないこと」をポイントとするのがふさわしいんじゃないだろうか。
そして、Bluetoothイヤホン/ヘッドホン/レシーバを他に持ち歩いていることからもそのサイズ感はなるべく小さく、無駄に接点が増えて接続が不安定になるOTGケーブルなんて使わず、直接スマホに挿せる物が良いんじゃないかと思う。
ということで、
- 音質を確保するため、極端に小さすぎるDACは選択しない
- 荷物にならないように、なるべく軽量かつコンパクトなDACを選ぶ
- 使いやすさ重視で変換コネクタ無し(※)に直接接続できるDACを選ぶ
※ケーブルテンションが課題にならない接続の仕方であれば問題なしとする。
なんてのがこのワイヤレス時代の、無線と併用することを前提としたUSB-DAC選びと言えるんじゃないだろうか。
というわけで、現時点における上記の条件を満たす、DACを幾つか紹介してみよう。
iBasso DC01 New!
さて、最近(2019年9月現在)、新たな有望株が販売開始されたのでこちらに追加してみる事にする。
それがiBassoから販売開始された、「iBasso DC01」と「iBasso DC02」だ。
こちらではまず、iBasso DC01について書いてみるけど、スペックは以下の通りとなっている。
DACチップ:AK4493EQ
出力電圧:1.9V(32ohm)
端子:2.5㎜バランス出力
THD+N:<0.001%(32ohm load, 1.2Vrms)
PCM:384kHz/32bitまで対応
DSD:Native DSD64/DSD128/DSD256
接続方式:USB Type-C
質量:11g
長さ:120㎜(全長)
さて、DACチップにはデスクトップ用のAK4493EQが採用されているのだけど、これ、中華の激安な製品以外だと、他の製品だと20,000円~50,000円クラスのDACにも搭載されていたりする代物で、この価格帯だと、採用例はかなり少ないんじゃないかと。
旭化成のDAC-ICは最後に「EQ」が付いているものを「プレミアムDAC」と位置付けていて、このAK4493EQもHPでも「123dB 768kHz/32-bit 2ch ハイエンド プレミアムDAC」として紹介されていたりするので、現時点のフラッグシップでは無い物の、かなり良い物が搭載されているという認識で良いだろう。
なお、出力に関しても、かなり製品HPでも強調されていて、公表されていないけど、例えばiPhoneのLightning-3.5㎜変換アダプタが数十mW(30mW程度?)しか無いのに対し、32Ωで113mWと、インピーダンスが高めのヘッドホンでも駆動可能となっている点もうれしいかと。
サイズも全長(2.5㎜コネクタからUSB端子の端まで)で120㎜で、重量も11g(!)とかなり軽量コンパクトに仕上がっているので、荷物にもならないのもポイント。
その他、内部的には超低歪みなLDOレギュレータを2基搭載していたり、ケーブルもグレードの高い8芯接続ケーブルを採用していたりと、マニア向けな仕様もしっかり担保(笑)
一点、出力が2.5㎜のバランス出力となっている点は注意が必要だけど、実売で8000円以下と、かなりこの手の製品の中では有力候補に挙げて良いんじゃないかと思う。
iBasso DC02 New!
さて、DC01では2.5㎜バランス出力となっている点が注意が必要だと書いたけど、もう少し気軽に使いたい人は、標準的な3.5㎜のアンバランス出力となっているDC02がオススメだ。
音楽をカジュアルかつ高音質に楽しみたいという人はこちらを選択するのが良いと思う。
DACチップ:AK4490EQ
出力電圧:0.9V(32ohm)
端子:3.5㎜アンバランス出力(いわゆる普通の3.5㎜ステレオジャック)
THD+N:<0.001%(32ohm load, 1.2Vrms)
PCM:384kHz/32bitまで対応
DSD:Native DSD64/DSD128/DSD256
接続方式:USB Type-C
質量:8g
長さ:120㎜(全長)
DAC-ICにはAK4490EQが採用されているのだけど、これも4493の1世代前のDAC-ICではあるけど、過去のフラッグシップICなので、性能は十分かと。
内部パーツがDC01より少なく済む分、重量も「8g(!)」という驚異の重量となっているし、出力端子も通常の3.5㎜出力となっているので、多くの人にはこちらの方が使いやすいんじゃないかと思う。
お値段も7,000円以下(!)ということで、うーん、これも良いなあ。ボクならこっちだな。
AudioQuest DragonFly Red
先ほど、USB Type-CのOTGケーブルの接触に関する課題を書いたけど、それも「DAC側のケーブルの取り回しが悪い」せいもあるので、こういうUSB端子がダイレクトに付いているスティックタイプのものがグラグラせず、USB Type-CタイプのDACと同様に扱えて良いかと思う。
こちらの「AudioQuest DragonFly Red」はESS社のES9016K2MというDACを搭載していて、DACチップとしては定評のあるものだし、AudioQuestは世界でも定評のあるUSB-DACメーカーであるので、そういう信頼性の意味でも評価できるかと思う。
- USB Stick-Sized Digital-to-Analog Converter
- Plays all music files: MP3 to high-res
- Compatible with Apple and Windows PCs, as well as iOS and Android mobile devices (requires Apple Camera Adapter or Made for Android/OTG adaptor)
- Drives headphones directly
- Fixed output feeds preamp or AV receiver
- Asynchronous transfer ensures digital timing integrity
- High output (2.1 volts) drives almost all headphones, including power-hungry models
- 32-bit ESS 9016 DAC with minimum-phase filter
- Bit-perfect digital volume control
設計自体も、USBコントローラーを独自開発し、SN比や消費電力の改善を図るなど、理にかなったアプローチをしていると思うし、あと、世界中で販売されている製品なので、評価も多く参照できる点も良いかと。
なお、AudioQuestのDragonFlyにはこのRedの他にBlackもあって値段も倍ほど違ったりするのだけど、特性的にはRedの方がより優れているようなので、お金に余裕があるならRed一択で良いかと思う。
同じ音量では、Blackに比べRedの方が、トルク、グリップ、パワーのいずれもはるかに上回っています。 Redの方が全般的によりクリーンでクリアなサウンドを再生し、ひとつ一つの楽器や声の位置を再現するより広がりのあるサウンドステージを実現します 。
ちなみにiPhoneの「Lightning - USBカメラアダプタ」を用いて、DACを接続する場合は、このタイプが一番取り回しが良いので、特にオススメかと思う。
ちと販売開始は2016年と古いのだけど、最新機種で音質&価格&見た目のバランスで、これを上回りそうなものもないし、2018年5月にはMQAに対応したファームアップデートを行ったりと、「おそらくAudioQuestの社長が趣味で作ってるDACだな」という気がしないでもない(笑)ので、まだまだオススメと言えるかと思います!
HIFIME TYPE C USB DAC (ES9018K2M+SA9023)
さて、過去に紹介した69ドルで購入できるHiFimeのES9018K2M搭載DACも、その見た目はさておき(笑)、音質的には未だにオススメして良いかと思う。
特に接続性の観点では、過去には「USB Type-A」の物しか無く、OTGケーブルを経由する必要があったため、取り回しには難があったのだけど、現在はType-C接続の物が出ているのでこちらを用いる事で、取り回し的にも随分改善できるかと。
ちなみにレビューで幾つか低評価をつけている人がいるけど、そちらは2回ほど基板の改善を行っており、今は問題が無い事がサイトに書かれているので安心かと。
なお、ボクはこのDACのType-A接続の物は所有していて、そのDACについて過去エントリで紹介しているので、スペック等はこちらを参照してもらえると。ちなみに音質評価の後編は書いていない事を思い出したり!(笑)
Sabaj Da3 / S.M.S.L IQ
HiFimeはボクも所有しているので、一応自信を持ってオススメできると思うのだけど、もう少し新しくて面白い物を所望している人は「Sabaj Da3」なんかはどうだろうか。
スペックとしては、以下の通り、申し分ない。
・XMOS搭載
・SABRE9018Q2Cを2基搭載
・PCM32bit/768kHz、DSD512をサポート
なお、消費電力は当然、先ほど紹介した2つのDACよりは大きい物と予想され、iPhoneXでは動作しないとのレビューもあるので、購入を検討する方はこの辺りを注意して情報収集してほしい。
なお、色々調査している中で、「XMOS/SABRE9018Q2C×2」というほぼ同じスペックを持つ「S.M.S.L IQ」という物を見つけたのだけど、おそらく基本的な基板は同じ物を使っているOEM製品かと思われるので、デザインがこちらの方が良い人はこっちをオススメしたい。
あと、Sabajの方はUSB端子がUSB Type-CでこっちはMicroUSBみたいなので、ケーブルの選択肢の多さからはS.M.S.L IQ側を選択した方が良いかと思う。
S.M.S.L IQ ポータブルヘッドホンアンプ HIFI 高性能 ハイレゾ対応 ヘッドフォン アンプ 高性能DAC内蔵/OLEDディスプレイ/バランス・アンバランス出力端子付き ポータブル オーディオ USB DAC ブラック
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Shenzhen Shuangmusanlin Electronic Co.,Ltd
選択肢、なんか少なくない?
さて、久々に調べてみた「小型で音も良さそうなDAC」だけど、Lightning接続の物も幾つか紹介しようと思ったのだけど、例えばLightning接続&小型で(耐久性以外では)そこそこ評価の高い「dB MAGIX AC3」なんかはIOS12で動かない情報を見かけたりと、「小さめで音が良く、直接接続可能」となると、なかなか手放しでオススメできる物が無い状況だ。
おそらく、世の中はきっと、iPhoneに付属しているような「超小さい変換ケーブル風のDAC」か、もしくはもっとデカいポータブルアンプ兼用の物か、いずれかに偏ってしまって、こういうスキマのニーズを満たす製品は少なくなっているんじゃないかとも思う。
だが、待てよ、、、アレがもしかすると「このスキマを満たすダークホース」なんじゃないだろうか、、、と思い出した物があるので、そちらを紹介しよう。
第三の刺客「Bluetoothレシーバ兼USB-DAC」の台頭
さて、アレとはつまり「Bluetoothレシーバ兼用USB-DAC」もしくは「USB-DACとしても使えるBluetoothレシーバ」である。
このタイプの製品については、ここ1年程でグッと市場が広がってきており、かつ普段はBluetoothレシーバとして使えるために、BluetoothレシーバとUSB-DACの両方を持ち歩く必要も無くなり、一石二鳥だ。
通常はBluetoothレシーバとして使用していて、レシーバの電池が無くなったり、音飛びの回避やさらなる音質向上のためにUSB-DACとして使いたくなった場合は、直接ケーブルでスマホにつなげてやれば良いことになる。
というわけで、ガッテンガッテンというところでこちらの製品もボクが注目している製品を幾つか紹介しておこう。
RADSONE EarStudio ES100
さて、まず紹介したいのが、ボクも購入を前向きに検討している「RADSONE EarStudio ES100」だ。
こちら、Bluetoothレシーバとなっているのだけど、USBで接続する事でUSB-DACとしても使用でき、そのスペックも、
・AKM社のAK4375a DACをデュアルで搭載
・通常の3.5㎜アンバランス出力に加え、2.5mmフルバランス出力にも対応
・Bluetoothレシーバとして使用でき、LDAC/aptX HD/aptX/AACに対応
・重量わずか約20gで約14時間の連続再生が可能
と、申し分が無い物になっている。
デザインも「良い時代のiPhoneみたい」でお洒落だし、軽量・コンパクト・機能も満載で少なくともBluetoothレシーバとしては、ここ最近に出た物の中でかなりコスパの高い製品と言えるんじゃないだろうか。
FiiO BTR3
さて、もう一つボクが注目しているUSB-DAC兼Bluetoothレシーバについて紹介しておこう。その製品が「FIIO BTR3」だ。
こちらのDACのスペックは、こちらも当然USB-DACとして使用できる上、
・AKM社のAK4376A DACを搭載。
・AAC,SBC,aptX,aptX Low Latency,aptX HD,LDAC,HWAに全対応(!)
・重量26gで1.5時間の充電で11時間の連続再生が可能
と申し分のないスペックとなっている。特にLDAC&aptX-LLにも対応しているので、Bluetoothレシーバでボクが求めていた「音楽を聴く際はLDAC、動画を見る時はaptX-LL」を実現できる初めてのBluetoothレシーバとなっている点は素直に評価できるかと思う。
特にHuaweiのP20などの新しいスマホを持っている人であれば、BluetoothレシーバとしてはおそらくHWAを初搭載しているので、こういった物を試せるのも面白いかもしれない。
イマドキはBluetoothレシーバ兼USB-DACが最適解!?
さて、USB-DACを紹介しようと思ったら、結局Bluetoothレシーバを紹介してしまった(笑)
だけど、無線の快適さを活かしつつ、状況に応じて有線の優位性を活かせる、今後はこういったタイプが最適解と言えるのかもしれない。
なお、Bluetoothレシーバとしての機能は優秀でも、USB-DACとしての実力は未知数なところもあるので、そういった点では、まだまだUSB-DAC専用の製品に使い勝手等では一歩譲るところはあるのかもしれないので、その点は注意かと。
ただ、まあオモシロいし、コスパも良いしで、選択肢の中に入れて全然良いとは思います。
とまあ、書いてるうちに「プレーヤー兼USB-DAC」みたいな製品も思い出し始めたところで、色々ブレそうなのでこの辺で(笑)
「SHANLING M0」とか本当、気になるんだよねえ。
SHANLING(シャンリン)
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